キラ
俺がキラのこと愛してるっていったらどう反応するかな?
ずっとみてきたんだよ……ずーっとね…
キラだけを
…キラ……姉さんだけをね…
Secret Desire
五年前に俺とキラは出会ったんだ。
俺が両親と妹を事故で亡くして、何も考えることができなくて、自分だけ生きていることが許せなかったときにキラが現れた。
『シン・アスカ君だよね?僕はキラ・ヤマト』
「……」
『あのね、僕も一人なんだよ。…よかったら一緒に暮らさない?』
「……ひとり…?」
『そう…僕も一人なんだ』
だからかどうかはもう忘れてしまったけれど。俺はキラから差し出された手を取ったんだ。
『僕、弟ほしかったんだよね。』
「弟?」
『うん。だからシン君、僕の弟になってよ。だめ?』
「別に……いいよ」
『やったぁ!ヨロシクねシン。あ、僕のことはちゃんと姉さんって呼んでね?』
キラはほんとに俺を弟にした。…キラは俺の姉さんになった。でも、名前は変えなかった。シン・ヤマト、っていうのもなんか変だし、キラ・アスカっていうのも落ち着かない。だから名前は、そのまま。
『シン…』
「何?」
『……僕より…料理上手いんだね…』
「そ…かな」
『うん!おいしいよ!…じゃあ、これから料理はシンが作ってね?』
「…えぇぇっ!?」
『いいじゃん。女の僕よりうまいんだし。シンが作るのを僕は食べたいんだ』
「うっ…わ、わかった…」
『楽しみにしてるからね♪』
キラとの生活にも慣れて、俺はどんどんキラと離れられなくなっていった。俺は高校1年生で、学校にいかなくちゃならない。学校に行くことが勿体無いくらいずっとキラといたかった。でもキラは、学校いかないと怒るんだよね。キラが怒ると……やめよう。キラが怒ったときのことなんで思い出したくもない。
昼間、俺は学校へ。キラは、家にいる。フリーのプログラマーで家で仕事をしてる。キラはプログラミングが得意だ。家のセキュリティも全部キラお手製。
とにかく、俺はキラと出会えてよかった。二人で暮らし初めた頃は、いろいろと喧嘩もした。だけど…キラがいてくれてよかった。キラがいれば他に何もいらない。弟が姉に対してそんなこと思うのは普通じゃないってことはわかってる。でもキラが一番。俺にはキラだけ。今の生活がこのままずっと続けばいいなって思ってた。キラも同じことを思ってくれてたら……嬉しいな。
なのに。
俺とキラの前にアイツが現れた。
アスラン・ザラ。
ザラカンパニーの次期社長。なんでそんなヤツがキラを訪ねてくるのかわからなかった。キラは仕事の話だといっていたけれど、それは嘘だった。
二人は幼馴染らしい。キラは両親が死んでからはアイツの家からの支援を受けて暮らしてきたらしい。詳しいことは教えてくれなかったらわからない。だけど、キラがプログラミングという才能に目覚めてからは、支援を断り一人で生活するようになった。そういう話だ。
「アイツ、また来てたのか?」
『うん…。それに、アイツじゃないよ。アスランって名前があるんだから』
「…で、アイツまた姉さんに仕事の話をしにきたのか?」
『シーン…。…今日は仕事の話じゃなかったんだ。…今日はね…』
「…?…姉さん?」
『僕ね、小さい頃からずーっとアスランがスキだったんだ』
そんなコト聞きたくない
『でね、今日……』
なんで顔を赤くするんだよ
『アスランが僕にね…』
そんな俺が今まで見たことのない顔しないでよ
『アスランが僕と結婚してほしいって』
初めて憎しみと同時に殺意がわいた
『シンは僕の結婚祝福してくれる?あ、シンもね僕たちの家に一緒に住もう?』
俺も?一緒に?
『ねぇ、シン?』
そんなのだめだよ。一緒になんか暮らせない。ましてやキラがアイツと結婚すること事態許せない。
姉さんは……キラは、俺のものなのに
「…姉さん…」
『なぁに?』
「…俺はキラを愛してる」
『…シン…?』
「ね。俺だけを見てよ。俺はキラさえいれば他は何もいらないんだ」
『え、ちょっ…シン?』
「どうしたらアイツと結婚できなくなるかな?ねぇ…」
『っ…やめてよっ…』
「あぁ…。簡単だよね…」
『やだっ、シンやめて』
「キラ。力じゃ俺に勝てないよ?それに、キラが悪い」
アイツと結婚しようとするから
『嫌だっ…やだっ…お願いだから…』
お願いされたって聞けるわけないじゃないか
お願い聞いたらキラはアイツと結婚してしまうでしょ?
俺とキラの子供。きっと可愛い子が生まれてくるよ。楽しみだね?
やってみたかった義姉弟話。ところどころ、は?というところもあるかもしれませんが、目つぶってやってください。
このキラはアスランスキですが、アスランはキラのことどう思っているのかわかりません(ぇ)
本当は、カガリやイザークとディアッカも出したかったんですが、諦めました。
そしてどこがsecretなのか理解できません…(土下座)
珠羅様から頂きました、「SecretDesire」ですv
あのっ・・・最後のシンの台詞、物凄くツボにはまったのですがッ!!!
嫉妬するシンさん黒ですか!?(落ち着きなさい)
是非そのままキラ姉さんを奪っちゃって下さいね、シン!!
素敵な小説、本当にありがとうございましたv
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